その日、その時 | |
その日、その時(1)~蓼科、米国、恩師~ | |
その日、その時(2)~NHK大河ドラマ,龍馬伝~ | |
その日、その時(3)~鬱の心、その女、我が心に棲む鬼、詠み芝居「おたふく」~ | |
「信州」(1)~春日温泉、茂田井宿、望月駒の里、望月宿、望月榊祭り~ | |
「信州(2)」~望月・茂田井・春日・佐久散策~ |
■日本短歌紀行 「おもむくままに その日、その時(3)」 | |||
<鬱の心> | |||
CORAZÓN MELANCÓLICO | |||
* 迷いごと、繰り言、嘆き、 吐き出せば われの心はふわりと浮きぬ
彷徨い人 中島孝夫 * 陰鬱な 無為の心に問いかける 己は何をなすべきなのかと
彷徨い人 中島孝夫 * 深淵の 淀みに沈み行くごとき 鬱の心に日の光りなし
彷徨い人 中島孝夫 |
め <その女> |
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ESA MUJER | |||
* その女の 悲しみ辛さを 人生の無常というは傍観者の弁
* 凄惨なる 身の上話聞きしより 消え入りそうな女が気になる
* うつむいて 細身の体を引きずりし おなみ 女の面影夜ごと浮かびぬ
彷徨い人 中島孝夫 |
■日本短歌紀行 「おもむくままに その日、その時(3)」 | |||||
<我が心に棲む鬼> | |||||
CON UN DIABLO EN EL CORAZÓN | |||||
* 鬼よ鬼よ わが心から出でてゆけ 響きくるぞよ称名の声が
彷徨い人 中島孝夫 * 我がこころ 夜ごと乱され寝につけず 朝みる顔に鬼相現る
彷徨い人 中島孝夫 * 悪しき鬼 われの心に居座るは 煩悩ゆえか衝動ゆえか
彷徨い人 中島孝夫 * よこしまな鬼よ、 いずくより何のために 我が心にぞ入り込みしか
彷徨い人 中島孝夫 * わが心に 鬼の棲みいて真夜中に 赤き舌だし牙を剥き出す
彷徨い人 中島孝夫 |
スペイン語訳 | ||||
■日本短歌紀行 「おもむくままに その日、その時(3)」 | ||||
<詠み芝居 「おたふく」 山本周五郎> | ||||
LECTURA TEATRAL: “FEUCHA (OTAFUKU)”. SHUGORO YAMAMOTO. |
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*情うすれ 渇きし心にしみてくる 山本周五郎の人情話
彷徨い人 中島孝夫 *おたふくの 時折発する格言の 頓珍漢さに心が和む
彷徨い人 中島孝夫 *おたふくの 姉と妹との掛け合いに 江戸の情緒の温もり感ず
彷徨い人 中島孝夫 * 「おたふく」と 呼ばれし女は無知なれど その言の葉は心にぞ沁む
彷徨い人 中島孝夫 |