『実朝』 葉室 鱗 著  
  SANETOMO

彷徨い人 中島孝夫

スペイン語訳:
アントニオ ドゥケ ララ

篠笛(横笛)『京の夜』
福原一笛 演奏より
第ニ章
《首の行方-2》

DESTINO DE LA CABEZA 2

* 大倉御所では
   人々が 実朝の首が見つからぬ為
    焦慮していたり
銀杏の木陰から実朝を狙う公暁(鶴ヶ丘八幡宮社前の場)
* 実朝の
   葬儀は 勝長寿院で
    行われる予定でありたり

Estaba previsto
celebrar el entierro
de Sanetomo
en Shochojuin.
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* 謀反人
   公暁の首だけを持ちてくるとは
    どういうことなのか・・・” ~~ * 義時
   激怒しぬ”右大臣実朝の
    御首が未だ見つからず、 ~~ * 公暁の
   首は 義村により 義時の館に
    届けられたり ~~ * 実朝の
   首はくまなく探されたれども
    見つからなかりけり ~~ * 雪の下の
   僧坊から 三浦館までの道に沿い
    探索されぬ