<レオン LEÓN> |
カスティーリャ・イ・レオン(Castilla y Leon)の旧レオン王国の首都であったレオンに入る。 |
<カテドラル Catedoral> |
天上のステンドガラスを見上げいるあごに手をそえ心ゆくまで |
Manos cruzadas
bajo la barbilla
contemplando vidrieras.
El corazón camina
hacia su gozo.
(Catedral) |
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<サン・イシドロ教会 Basilica de San Ishidro> |
長々しきガイドの説明の飽く一人気ままに見学したい |
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<旧サン・マルコス修道院 Monasterio de San Marcos> |
時代経て修道院は教会・博物館・パラドールに変身す |
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<カサ・デ・ロス・ボティーネス Casa de los Botines> |
ガウディの建物は異色を放つ天才の作品は永遠なり |
薄茶色の気品あふるる建物を眺め自答す、さすがガウディや |
Los ojos admiran
del edificio
- translúcido marrón –
la elegante prestancia.
No podía ser otro:
Gaudí.
(Casa de los Botines) |
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<城壁 Muralla> |
城壁はカテドラルよりサン・イシドロまでの往時の面影を残す |
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<病院 Ntra.Sra.de Regla> |
興味引く建物目につき中にいれば病院なり急ぎ逃げ出す |
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<巡礼者救護院 アルベルゲ Albergue> |
レオンは巡礼路の要所にてアルベルゲは警察署に隣接す |
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<旧市街 散策> |
ずらりと並ぶ土産物屋それぞれの専門店で競合えり |
日本の民家に似たる建物は16世紀に建てられし教会 |
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日本の料亭かと見まごう造作の建物は生鮮食料品市場なり |
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旧市街をめぐり歩けば腰と膝に痛みあり不安がよぎる |
<旧市街 ストリートパフォーマンス> |
7名のボーカル付きの楽団の生計維持の心配をする |
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<カフェ・バー> |
客の子が悪戯すれば叱りつける店の女将のしつけ懐かし |
Hijo del cliente,
como niño, travieso.
La dueña y su riña.
¡Tiempos lejanos!
(Cafetería) |
<ホテル 朝食> |
けたたましき団体客はビュッフェに群がりて朝の静けさ奪わる |
<ピザ・レストラン> |
ピザの店で昼食をとるわれの他に客は居ない良い店なのに |
<若き女> |
若き女は己の肢体をさらけ出す花の盛りを誇るが如く |
Joven en flor,
orgullosa belleza,
enseña la tersura de su
piel
cuando
se contonea.
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若き女はへそにリングをぶら下げて闊歩してくる、痛くないのか |
Anillo,
pendiente del ombligo,
contoneándose camina
la jovencita.
Y me pregunto
si no le duele
tal maravilla.
(En la calle)
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<携帯電話> |
スペインも携帯電話が満ちあふれカテドラルの中で”もしもし”と |
<長距離バス> |
発着表示もアナウンスもなく係員もいないバスターミナル |
バスの運転手と口論するすべて不親切な案内ゆえに |
そばにいた若き女の説明で怒りおさまり平静さもどりぬ |
重い荷物をそろりとバスに積み込む腰に鋭き痛みあり |
<腰痛> |
散策の楽しみ不意に断ち切らる腰にするどき痛み走りて |
Del paseo la alegría
guillotinada.
Sin avisar, de cintura
dolor inmenso.
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腰に痛み走り立ち上がれずサンチャゴへの苦難の旅はじまる |
腰痛に耐え忍んだ六時間サンチャゴまでの苦難の旅路 |
El dolor de cintura,
un trago.
Difícil trance,
seis largas horas
hasta Santiago.
(Dolor de cintura) |