物江民夫 日本の心を唄う /スペイン・チンチョン公演


コロムビア専属・演歌歌手・歌謡浪曲。 日本の心、日本の唄、 義理と人情 男の意地と根性を唄う。
九州炭坑節(福岡県)、花笠音頭(山形県)、柳の雨、「春雨」端唄、箱根馬子唄(神奈川県)、小諸馬子唄(長野県)
武田節(山梨県)、生保内節(おぼないぶし)(秋田県)、あがらしゃれ(山形県)、ソーラン節(北海道)、日光山唄(栃木県)
奴さん、かっぽれ、白虎隊、一本刀駒形しぐれ、歌謡浪曲 黒田武士、スペインの歌、アマポーラ。全国・海外舞台公演、
スペイン・中国・ブラジルなど幅広く活躍中!

物江民夫スペイン公演 日西音楽交流会 歌詞カード(表紙)
制作:物江民夫音楽事務所 

九州炭坑節(福岡県)/花笠音頭(山形県) 歌詞カード
九州炭坑節(福岡県)
月が出た出た月が出た(ヨイヨイ) 三池炭坑の上に出た あんまり煙突が高いので
さぞや お月さん 煙たかかろ (サノヨイヨイ)
一山二山三山越え(ヨイヨイ) 奥に咲たる 八重つばき なんぼ色よく咲いたとて
様ちゃんが通わにゃ 仇の花 (サノヨイヨイ) 
あなたがその気で言うのなら(ヨイヨイ) 思い切ります別れます もとの娘の十八に
返してくれたら別れます(サノヨイヨイ)
炭坑節発祥の地・田川としての景観を残す二本煙突
田川市石炭資料館より一部抜粋)
花笠音頭(山形県)
目出度目出度の若松様よ 枝も(チョイチョイ) 栄えて葉も実る(ハアーヤッショマカショ)
花の山形 紅葉の天童 雪よ(チョイチョイ) 眺むる尾花沢(ハアーヤッショマカショ)
わしが国さで自慢なものは 茄子と(チョイチョイ)胡瓜と笠踊り(ハアーヤッショマカショ)

柳の雨 「春雨」端唄 歌詞カード
柳の雨
ゆく水に 雨はそぼ降る かしの灯よ 笠が二つに人影も ふけて淋しい あの流し
かごで行くのは お吉じゃないか 下田港は春の雨 泣けば椿の花が散る 
アレ 糸の音も忍び音に 柳が泣いて いるわいなー
「春雨」端唄
春雨にしっぽり 濡るるうぐひすの 羽風に匂う梅が香や 花にたわむれしおらしや
小鳥でさえも 一筋にねぐら定めぬ気はひ わたしゃうぐひす主は梅 やがて身まま気ままに
なるならば さあ鶯宿梅ちゃないかいな さあ何でもよいわいな
春風(唐白楽天作)歌詞カード
春風(唐白楽天作)
一枝先ず発く苑中の梅 桜杏 桃梨 次第に開く 薺花 楡莢 深村の裏 亦道う春風 我が為に来ると
 まず梅の花が開くと、つづいて「ゆすらうめ」や「あんず」「桃」「梨の花」と次々に花を開かせる。
その一報で 山里では、なずなの花やにれの莢には、春風が吹き 「私のためにも春風は吹く」
箱根馬子唄(神奈川県)/小諸馬子唄(長野県) 歌詞カード
箱根馬子唄(神奈川県)
(ハイハイ)箱根(ハイ)八里は(ハイ)馬でも越すが(ハイハイ) 越すに越されぬ大井川(ハイハイ)
箱根番所と新井がなけりゃ 連れて行きましょ 上方へ
小諸馬子唄(長野県)
小諸出て見よ浅間の山に けさも煙が三筋立つ 此処はどこよと馬子衆に問えば 此処は信州の
中仙道
武田節(山梨県)歌詞カード
武田節(山梨県)
甲斐の山々陽に映えて われ出陣に憂いなし おのおの馬は飼いたるや 妻子に恙があらざるや
あらざるや
祖霊ましますこの山河 敵にふませてなるものか 人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵
仇は敵 疾如風徐如林侵椋如火不動如山(ときことかぜのことく しずかなることははやしのことく
しんりゃくすることひのごとく うごかざることやまのごとし)
躑躅ヶ崎の月さやか うたげを尽くせ明日よりは おのおの京をめざしつつ 雲と興れや
武田節 武田節
生保内節(おぼないぶし)(秋田県)
吹けや生保内東風七日も八日も (ハイハイ)吹けば宝風ノオ稲みのる
(キタサノサーコラサノサードッコイショ) わしとお前は田沢の潟よ (ハイハイ)深さ知れないノオ
御座の石(キタサノサーコラサノサードッコイショ) とろりとろりと沖行く船は (ハイハイ)十七招け
ばノオ岸による(キタサノサーコラサノサードッコイショ)
(解説:唄の起源は天正の頃 生保内の北東、駒ヶ岳から吹く風を東風が稲の穂のはらみを
促す為農民は宝風と呼ぶ)
あがらしゃれ(山形県)
ハァーたんと呑んでくろ 何やないたてもよ(ハァーコイチャ) 妾の気持を 酒さかな
(アリャのめ ソリャのめ) ハァー大沢三千石 居たくねじゃねどもヨ(ハァーコイチャ)
朝飯や昼飯 昼飯や夜飯 夜飯や 夜中でたんと困る(アリャのめ ソリャのめ)
ハァーこの家座敷は めでたい座敷よ(ハァーコイチャ) 鶴がお酌で亀が呑む
(アリャのめ ソリャのめ)
ソーラン節(北海道)
エンヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン(ハイハイ)
鰊来たかと かもめに問えば 私しや立つ鳥 波に聞け チョイ
(ヤサエーエンヤーンサノドッコイショ ハアー ドッコイショ ドッコイショ)

沖の鴎に鳴く声 聞けば 船乗り稼業はやめられぬ 今宵一夜は どんすの枕 
あすは出船の波枕
(解説:北海道西部沿海の鰊漁の際、沖でうたわれる労作唄
日光山唄(栃木県)
ハァー 男体お山を ヨー 紅葉が飾りゃ 馬子も小粋な ヨー ハァー紅緒笠よ
ハァー 黄金造りのの ヨー あの東照宮は 国の宝の ヨー ハァー守り神よ
「奴さん」
エー 奴さん どちらへ行く(アーリャコリャコリャ) 旦那を お迎えに さっても寒いのに 共ぞろい
雪の降る日も 風の夜も サテお供はつらいネ いつも奴さんは 高端折り(アリャセコリャセ)
それはそうかいなあえ
エー 奴さん ほんかいな(アーリャコリャコリャ) きぬぎぬの 言葉も交わさず あすの夜は
裏の窓には わし一人サテあいずは良いか しゅびをようして 逢いに来たわいナ(アリャセコリャセ)
それもそうかいな アーコリャコリャ
「かっぽれ」
(かっぽれ かっぽれ ヨイトナ ヨイトナ) 沖の暗いのに 白帆が見ゆる(ユイトコラサ)
あれは紀伊の国 ヤレコノコレワイサ(ヨイトサッサッサ) みかん船じゃえ みかん船 みかん船じゃサー
見ゆる(ヨイトリャサ) あれは紀伊の国 ヤレコノコレワイサ(ヨイトサッサッサ) みかん船じゃえ
(かっぽれ かっぽれ ヨイトナ ヨイトナ) 沖じゃわしがこと 鴎と云うがサ ヨイトナ(ヨイトコラサ)
墨田川では ヤレコノコレワイサノサ(ヨイトサッサッサ) 都鳥
(かっぽれ かっぽれ ヨイトナ ヨイトナ) ここはどこぞと 船頭しゅうに問えばサ ヨイトナ(ヨイトコラサ)
ここは屋島の ヤレコノコレワイサノサ(ヨイトサッサッサ 壇ノ浦じゃえ 壇ノ浦 壇ノ浦じゃえ
ヨイトナ(ヨイトコラサ) ここは屋島のヤレコノコレワイサノサ(ヨイトサッサッサ) 壇ノ浦じゃえ
「白虎隊」
戦雲晦く 陽は落ちて 弧城に月の 影悲し 誰が吹く笛か織らねども 今宵名残の白虎隊
紅顔可憐の 少年が 死をもと守る この保塞 滝沢村の 血戦に 濡らす白羽の 白虎隊

南鶴ヶ城を望めば砲煙あがる つう痛哭涙を飲んで暫くさまよう 宗社亡びぬ我が事おわる
十有九士腹を屠って弊る 飯盛山の山頂に 秋吹く風は 寒けれど 忠烈今も 香に残す 
花も会津の白虎隊 花も会津の白虎隊
「一本刀駒形しぐれ」
路銀も果てて よろける脚を 支えているのは 一途な夢さ 街道日暮れりゃ 旅籠の灯り
飯の匂いが 腹を刺す 相撲名乗りを あげるまで ここじゃ死ねない ここじゃ死ねない
我孫子宿

「ああ有り難てえ 助けてくれた姐さんのご親切 わしゃ忘れねえ きっと立派な関取になって
見せます」
菩薩のような やさしい女に 丸ごともらった 心と財布 あふれる涙を やる気に変えりゃ
風も唄うよ 道しるべ 四股名飾って いつの日か 受けた情けに 受けた情けに 横綱を張る

(浪曲)
落ち葉しぐれの旅鴉 今じゃその名も駒形名乗り 結えずじまいの 大銀杏 頭にのせたは
三度笠 許してくだせえ お蔦さん 悪い奴らを 捉んで飛ばす これが姐さんに お見せする
せめて茂兵衛の せめて茂兵衛の 一本刀土俵入りでござんす
「ごきげん酒場」
駅の路地裏 小さな店に 今夜も集まる 人恋雀 夢の浮き橋 ころんで落ちた 傷の痛みを
知るやつばかり 灯りははろはろ 語り酒 月ものぞくよ月ものぞくよ ごきげん酒場
若さにまかせた 描いた夢は 儚く消えたよ 花火のように 今じゃしがない 風見の鶏さ
肩をたたいて すすめ酒 情けほろりの情けほろりの ごきげん酒場
上り下りは つきものだから 笑顔でゆきましょ 人生峠 お手を拝借 十八番(おはこ)の唄に
にわか舞台の緞帳あがる 灯りほろほろ 囃子酒 明日へかけ声 明日へかけ声 
ごきげん酒場
「歌謡浪曲 黒田武士」
春は爛漫 花の頃 福島正則 城内で 重臣 客人 招き入れ 呑めやうたえの 酒の宴
正則候は 上機嫌

正則 黒田藩母里太兵衛ここへ参れ 予が盃をとらそうぞ
母里 ハハッありがたき幸せなれど充分頂戴仕りました
正則 太兵衛 さぁ花見じゃ 飲め飲め

駆けつけ三杯重ねて五杯 さすがの太兵衛も 火事場の使い 真っ赤な顔してツィウィ

正則 それ太兵衛が酒が足らぬと申しておるぞ もっととらせよ
母里 あいや殿 拙者 生来の下戸なれば呑むことは ご辞退申しあげまする
正則 なに この盃を干せんと申すか 黒田二十五騎といわれし者も大したことがないものよ〜

酒呑めば 人の心も春めきて 花に浮かるる 心意気 今日は主君の使者なれど たとえ
理不尽あろうとも 主君の顔に泥ぬれぬ ここらで ソロリと一芝居

母里 殿、それでは ご推挙の豪の者と一献酒合戦を 致したく よしなにお取計らいくだされたく
正則 うむ 面白い座興じゃ わが藩より誰がある
雷太 金切雷太 お引き受け申しまする

この男相撲をとらせたら藩一番の力持ち 酒飲ませたら 底無しと云われる 豪の者

雷太 恐れながら殿 この勝負に勝ちたる者に 何をだしおかれまするか
正則 よいとも ここにあるもの なんなりと所望せよ

よせばいいのに正則候 並びいりたる家臣の前で 大見栄切った その途端
では金切雷太グィと立ち上がって イイトコロ見せようと 三升も入るなみなみの大盃を
ググッグィグィと 飲んだところで目を白黒 途端にくるっと一転 ドサッと倒れてバタンキュー
倒れてそのまま 

母里 それでは拙者がと母里太兵衛(ありがたく受けたもう)と 一礼なして大盃を 
 口に押し当てグィグィグィグィとグビグビグバッと 一気呑み・・・
正則 うむ! 母里太兵衛 見事なものよ 褒美をとらそうぞ なんなりと申せ
母里 ハハッありがたき幸せ

かもいの所をじっと見つめて 母里太兵衛

さすれば 天正十一年 賊が岳の合戦にて七本槍のお手柄で 太閤殿下より拝領の名槍日本号か
だしおかれますようお願い申しあげまする
正則 な、何っ! 日本号とな ウーン ハハハハッ・・・ 見事よの! それその者に日本号を与えよ

床の間に飾り置きたる拝領の 日本号をこやつめが ちびりちびりと酒やりながら さては狙って
いたのかと 今に思えば悔しさ未練

うしろ髪ひく うらみ節 押し頂いて母里太兵衛 馬にまたがり軽々と槍を抱えて (さらばご免)と
ひずめの音も軽やかに 元来た道を帰りゆく これぞ誠の黒田武士 うたうその声晴れ晴れと

酒は飲め飲め 飲むならば日本一の この槍を 飲みとるほどに 飲むならば これぞ真の黒田武士
これぞ真の黒田武士
「さくら さくら」歌詞カード
「さくら さくら」
さくら さくら やよいの空は みわたすかぎり かすみか雲か においぞいずる 
いざや いざや 見にゆかん
さくら さくら 野山も里も みわたすかがり かすみか雲か 朝日に匂う 
さくら さくら はなざかり

スペインの歌 Amapola アマポーラ
日本でも古くから知られているルンバ形式の歌です。 アマポーラはヒナゲシの一種で、郊外の野原や
畑でもよく見かけます。 アマポーラが咲きはじめると、それまでの青い麦畑が真赤な絨毯を敷いたよう
になります。 ここではアマポーラはつれない恋人のたとえです。
De amor, en los hierros de tu reja,
de amor escuche la triste queja,
de amor, que sono en mi corazon,
diciendome asi con su dulce cansion.

Amapola, lindisima Amapola
sera siempre mi alma tuya sola.
Yo te quiero, amada nina mia,
igual que ama la flor la luz del dia.
Amapola, lindisima Amapola,
no seas tan ingrata y amame.
Amapola, Amapola, como puedes tu vivir tan sola?

Yo te quiero.
愛ゆえに、君の部屋の窓格子のむこうに
愛の悲しき嘆きを聴いた
愛、それは、私の心の中に鳴りひびき
私に、その甘い歌をささやきかけてくれる

アマポーラ、美しきアマポーラ
私の魂はいつも君一人のもの
私は君を愛しているんだ、私のいとしい人よ
花が日の光を愛するように
アマポーラ、アマポーラ
そのように つれなくしないで私を愛しておくれ
アマポーラ、アマポーラ、君はどうして一人で生きて
いけるのか
私は君を愛しているのに
訳:中島孝夫

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